1ドル125円 なぜ一気に円安が進んだのか?【2022年3月】

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2022年3月はドル円が一気に125円まで下落しました。

7年ぶりに125円台まで下落したドル円ですが、なぜここまで一気に円が売られてドルが買われるような事態になったのでしょうか。

1番の要因として考えられるのが、アメリカと日本の金利差が開くことによるドル買い、円売りの動きが強くなったことが考えられます。

しかし、現在はロシアとウクライナがしています。こういう非常事態の際は、日本円が買われることが一般的でしたが、今回は円買いがほとんどおこりませんでした。

そういった理由を含めて今回の円安の動きを解説していきたいと思います。

現在のドル円 2022年3月30日

3月7日の時点で1ドル114円でしたが、3月28日に125円まで一気下落しました。いままでの相場でもなかなか見ないような動きでした。

このような動きをした要因がアメリカと日本の金利差の関係です。

こちらのチャートはアメリカの10年物国債の利回りと日本の10年物国債の金利差を表したチャートになります。

3月7日に1.5%の差に対して、3月29日には2.1%まで金利差が広がりました。

なぜ金利が広がると、ドルが買われて、円が売られて円安になるかというと、単純に金利の高い通貨の方が通貨としての魅力があるから必然的に買われていきます。

こちらがアメリカの長期国債の金利になります。現状で2.4%の金利が付きます。

日本の長期金利の金利は、0.24%になります。

ドルの方が日本の円に比べて金利が高いので通貨としての魅力が高まり、必然的にドルが買われて円が売られて円安になるという動きをします。

これが今回大きく円安として動いた1番の要因になります。FXでは基本的なテクニカル分析も大切ですが、相場の大きな波というのは、国の政策だったり、要人発言が1番スタートになりますので、長期金利と為替の関係性など最低限の知識は付けておきましょう。

 

アメリカの利上げ 今後のドル円は

2022年にはアメリカで7回の利上げをするというニュースも出ています。

2022年3月16日 0.25→0.50% 利上げ済み

2022年5月4日  0.50→0.75% 予想

2022年6月15日  0.75→1.00% 予想

2022年7月27日  1.00→1.25% 予想

2022年9月21日    1.25→1.50% 予想

2022年11月2日    1.50→1.75% 予想

2022年12月14日  1.75→2.00% 予想

あくまで予想ですが、アメリカの経済はとんでもなスピードでインフレが進んでおりますので、2022年5月以降も利上げを行っていくと思われます。

そうなると、必然的に日本のとの金利がひらいていきますので、更に円安が進むのではないか?というのが大方の予想になります。

同時に日本も金利を上げるような施策をしていけば、ここまで一気に円安が進むこともなかったと思いますが、日銀は今後も大規模な金融緩和を行っていく予定ですので、日本の利上げをしていくというシナリオは考えにいくのが現実です。

なぜ、日本は利上げをしないのか?

理由の1つのして大きな原因は、原油高による日本の経常収支の悪化です。

2022年の1月、2か月連続の赤字となっており、赤字額は1兆1800億円と過去2番目の赤字額になっております。

原油の価格の高騰が大きな要因の1つとみられておりますが、原油価格の高騰が今後も続くようであれば、更に赤字が拡大して更に赤字は膨れ上がる可能性があります。

また、震災や戦争が起きると「有事の円買い」と言われ、9.11のアメリカの同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災の際も一気に円が買われましたが、今回のロシアとウクライナとの戦争では以前と比べると全くと言っていいほど、円は買われませんでした。

これは、日本の経済の弱さを示していると思われます。先進7か国のうち、過去1年で売られたのは円だけで、成長力の弱さを反映させています。

円安は輸出企業の業績アップにはつながりますが、輸入品の値段は上昇するので輸入企業や一般家庭には悪影響を与える可能性が高いです。実際に、日本でも少しづつインフレが進んでおり日用品などの値段も上がってきております。

このままだと、物価の上昇は続くが給料は横ばいでほぼ変わらないというスタグフレーションという最悪のシナリオが起こる可能性があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

FXで継続的に利益を上げていくには、今回のような円安が起きた原因を自分なりに理解しておくことは非常に重要だと思います。普段からニュースなどを見ていれば、自然と世界の動向を把握することは可能ですので、経済ニュースを見てわからないことは自分で調べる癖をつけましょう。

そうすることで、一般の人と差が付きFXでも勝ちやすくなると思います。

最低限のファンダメンタルズの知識とテクニカル分析の知識を身に着けることで、優位性のあるエントリーポイントを見つけることができます。

 

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