アメリカのCPIの結果がドル円にどう影響するのか?【FXトレード戦略】

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アメリカのCPIが予想値より高い場合は、ドル円は円安に動く可能性が高いです。
なぜなら、CPIが予想より高いとインフレがまだ続くとマーケットは予想して
金利の高い国の通貨であるドルが買われて、円が売られるからです。
実際にCPIの結果と、ドル円の相関関係をまとめたデータを見ればわかる通り、相関関係があるのがわかります。

アメリカのCPIが予想より高い場合は、円安に動きますが、
逆に予想より低い場合は、円高に動くことが多いです。
その理由を詳しく解説していきたいと思います。

アメリカのCPIって?

CPIとは消費者物価指数のことを指します。

このCPI(消費者物価指数)が上昇しているということは、その国の物価が上昇してきている。ということです。

昨日まで、100円で買えていたおにぎりが、次の日には110円になるような現象を物価が上昇しているといいます。別の言い方だと、インフレが起きているともいいます。

では、直近のアメリカのCPIの推移を見ていきたいと思います。

2022年に入ってから、ずっと物価が上昇しているのがわかると思います。

そして、この数値が発表される時は必ず、予想の数字が事前に発表されます。この予想の数値より、実際の数字がどうだったのか?というポイントが非常に注目をされるのです。

こちらを見て頂くとわかる通り、2022年に入ってから予想を上回るペースでアメリカの物価の上昇が続いていることがわかると思います。

2022年2月以降は、3月以外の月全てで、予想を上回るCPIの結果になっているのがわかると思います。

この数字を見てわかる通り、アメリカは2022年に入ってから物の値段が日々高くなってきているのです。

アメリカのCPIとドル円の関係性をわかりやすく解説

アメリカのCPIとドル円の関係性について解説していきたいと思いますが、その前に金利について解説していきたいと思います。このドル円の値動きを理解するためには、まず金利が為替相場にどのように影響するのかを理解する必要があります。

物価が上昇すると、アメリカの政府はその物価の上昇を抑える為に、政策金利(短期金利)を上げます。

なぜ、金利を上げるのかというと。金利が上げると、企業は銀行からお金を借りづらくなってしまいます。なぜ、お金が借りづらくなるかというと、金利が上がると、お金を借りた時に返す利子が多くなってしまうからです。

お金を借りづらくなると、企業は積極的な設備投資や人の採用などしづらくなるので、企業の経済活動が縮小していきます。そうすることで、加熱している消費活動を抑えて、CPIを抑えていこうとする動きをするのです。

しかし、2022年に入ってアメリカは政策金利を上げて物価上昇を抑えに行こうとしていますが、物価は下がるどころか、どんどん上昇していっています。

物価の上昇が続いていく中、ドル円の動きを見てみると、2022年に入って急激に円安が進んでいるのがわかると思います。

これは、アメリカが政策金利を上げることで、金利の高い国の通貨であるドルが買われて、金利安い円が売られて円安がどんどんと進んでいった結果と言えます。

実際のこちらのデータを見て頂ければわかると思いますが、日本とアメリカの金利の差がどんどん広がっていくことで、ドル円が円安方向に向かっているのがわかると思います。

ドル円が円安に動くイメージとしては

➀CPI(消費者物価)が上がる→インフレがどんどん続いていくと国民の生活が苦しくなるので、政府としては政策金利(短期金利)を上げてインフレを抑えにいこうとする。

➁政策金利を上げる→10年債の利回りが上昇する→金利の高いアメリカのドルを買って、金利の低い円を売る動きが加速して、為替相場は円安方向に動く。というような思惑で、為替の相場は動いていきます。

アメリカのCPIが予想よりも高い時【ドル円トレード戦略】

2022年7月13日にアメリカのCPIが発表されました。

予想は、前年比+8.8%でした。

しかし、結果は+9.1%でした。

予想よりも結果は高い数字になりました。この結果が出た時に為替どちらに動く可能性が高いと思うでしょうか。この時に、すぐに円安に動く可能性が高いと判断できる人は経済の知識がある方だと思います。

特にFXで利益を上げていこうと思っている人は、これから話す内容を理解しておくとトレードで上手く立ち回れると思います。

予想が出た時に、どちらの結果になってもすぐに立ち回れるよう準備しておくことが重要です。

予想よりも高い数値が出るということは、アメリカのインフレがまだまだ収まっていないということです。政府は2022年に入ってどうにかして、インフレを抑えにいこうと必死に金利を上げていますが、それがまだ全然収まっていないということは、アメリカ政府はこれから更に金利を上げていく必要があります。

金利が上がる確率が高いということは、アメリカと日本の金利の差が広がる。という事を意味しておりますので、更にドルが買われて、円が売られて円安に進む可能性が高いと判断できます。

このように、実際にCPIの発表があり、予想よりも高い数値が出て次の日以降も一気に円安が進みました。2円以上も円安が進み、140円台目前まできています。

テクニカルでチャートを説明することもできますが、基本的に為替の相場はその国の政策などが大きく影響を与えるので、事前にしっかりと自分なりのシナリオを持ってトレードに挑むことが重要です。

アメリカのCPIが予想よりも低い時【ドル円トレード戦略】

予想は前年比+8.8%でした。

では、結果がもし8.2%だったら、相場はどのように動いたでしょうか。

これは実際に起こった出来事ではないので、あくまで予想ですが、円高の方向に動いた可能性が高いと考えられます。

なぜなら、予想として8.8%のインフレ率だったのに、それよりも数値が低いということはインフレが予想よりも弱くなってきていると相場参加者が判断するからです。

このようにどちらに振れても、この結果だったら次はこういう動きをするだろうなとイメージしておくことがトレードはでは重要です。

まとめ

アメリカのCPIが予想値より高い場合は、ドル円は円安に動く可能性が高いということを解説させて頂きました。

為替の相場はランダムで動いているように見えますが、実はこういった大きな指標の発表などが為替の相場を大きく動かしているんだということがわかってもらえたらうれしいです。

特にFXをしている人はテクニカル分析をメインでされている方多いと思いますが、最低限の世のなかの仕組みや経済状況を理解すると更にトレードのシナリオのイメージも作りやすくなると思いますので参考にして頂けると幸いです。

 

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