海外証券口座でGOLDをトレードしている人に向けて、具体的にどのように資金管理をしていけばよいのか解説をしていきたいと思います。
➀1回のトレード損失許容額を決める
FXの資金管理でまず重要になってくるのが、1回のトレードのリスクを決めることです。これは口座に入っている資金の何%をリスクとして計算をしてトレードをするかということです。
1回のトレードで2~5%を損失の許容額と決めることをおすすめしております。
このルールをまずは徹底するようにしましょう。
FXで勝てない人の多くは、この1度に取るリスクを決めることができていないことが多いと思います。
1度の最大損失額が決まればそれ以上の損失を被ることはありません。
➁損切り時のPIPS幅を決める
損切り時のポイントを決めたら、必然的に損切りのPIPSの幅もわかります。
損切りのポイントを決めるというのは、エントリーをポイントを決めるということです。
優位性のあるポイントを把握して、エントリーポイントを決めましょう。
基本的にエントリーをするポイントは、
長期足の方向感と、短期足の方向感が同じ向き
が理想的です。
4時間足がロング方向であれば、1時間、15分足で同じくロングの方向にエントリーをしていく方がその方向に価格が伸びる可能性が高いです。
また、基本的にロングでエントリーをするのであれば、下位足で上昇してくるときにエントリーをするのではなく、下落してきた押し目でエントリーをしていくのが理想です。
押し目でエントリーをすることができれば、勝率は悪くてリワード(利益)が大きいので長期的にみて口座の資金は増えていきます。
リスクリワードが良いエントリーポイントは基本的に、押し目でエントリーができるポイントになりあますので、一見逆張りをしているような気になりますが、エントリーをするときは基本的に押し目を狙っていきましょう。
③ロットの計算をする
➀損失許容額と➁損切り幅が決まったら、最後にロットの計算をしていきましょう。
ロット数が決まることで、ようやくエントリーボタンを押すことができます。
具体的なロット数の計算は
ロット数=(①損失許容額÷1000)÷➁損切り幅
こちらになりますので、是非覚えてすぐに計算ができるようにしておきましょう。
例えば、口座に資金が10万円ある場合
➀最大損失を5%に設定。10万円の5%なので、5000円。1度のトレードでの損失額は5000円になります。
➁損切り幅の設定。まずは、エントリーをしていきたいポイントを決めます。ここまで上がってきたら、ショートしよう。ここまで下がってきたときにロングをしようなど。エントリーをしていきたい場所を決めましょう。今回は損切の幅を20pipsとします。
③実際に計算をしてみましょう
ロット数=(①損失許容額÷1000)÷➁損切り幅
ロット数=(5000÷1000)÷20=0.25
今回の場合はあ、0.25ロットが適正ロットになります。
利益の見込み幅が、損切りと同じ20pipsであればリスクリワードが1:1になります。この場合の必要な勝率は50%になります。
リスクリワードが1:2.5であれば、必要な勝率は
1÷(1+2.5)×100=28.5%になりますので、3.5回に1回勝てればOKなトレードになります。実際のトレードではスプレッドのことも考慮しながらトレードをする必要がありますので、3回に1回勝てればOKくらいの気持ちでトレードに挑めばOKです。
FXをやってみようと、いろいろと勉強をしていく中で色々な手法に目がいきがちですが実際に大切なことは手法よりも資金管理です。これは実際にトレードを沢山続けていけばいくほど実感することだと思います。
実際にここまで、ロットの計算をしてトレードをしている人は少ないと思いますし、そもそもロットの計算方法がよくわからないまま、なんとなくトレードをしている人も多くいるのではないでしょうか。まずはしっかりとロットの計算をできるようにして、その次に具体的にどういったポイントに優位性があるのかを理解していく必要があります。
特にGOLDは他の通貨に比べると、とてもボラテリティが激しい通貨になりますので、エントリーをする位置というのが非常に重要になります。できるだけ、小さく損を抑えることができて、大きなリターンが見込めるポイントとなると、必然的に逆張りのようなトレードになることが多くなります。
なので、リスクリワードを常に意識しながらトレードをすることが重要です。
まとめ
GOLDのトレードでは常に1度のトレードの損失額を計算しながら、リスクを最低限に抑えつつトレードしていきましょう。
その時に計算式をしっかりと覚えて、適切なロット数でトレードして、期待値の高いポイントを見つけて淡々とトレードしていくことができれば収支はプラスになっていくと思うのでコツコツと努力を積み重ねていきましょう。