【ダウ理論⑤】~トレンドは出来高でも確認されなければならない~

テクニカル

こんにちは!

今回は、ダウ理論シリーズの5つ目の基本原則

~トレンドは出来高でも確認されなければならない~

について見ていきたいと思います。

 

 

ダウ理論とは

いよいよダウ理論の基本原則5まできました!

 

ダウ理論は、多くのトレーダーが意識している

相場の原則となります。

相場は多数決で動くので

多くのトレーダーが意識していることは

ぜひ覚えていきましょう

ダウ理論だけで勝つことはできませんが、

ダウ理論を知らずして勝ち続けることもまた、出来ません。

 

それではダウ理論基本原則5について見ていきましょう。

 

 

基本原則5【トレンドは出来高でも確認されなければならない】

基本原則5は、

「トレンドは出来高でも確認されなければならない」

です。

 

出来高のないトレンドはダマしの可能性があり、

本格的なトレンドとは言えません。

また、出来高を伴った上昇(下落)トレンドで、徐々に

出来高が減少している場合は、トレンドの終了を示していることが多く

トレンド転換を捉えるのに役立ちます。

トレンドが本物であるかどうかは、出来高でも確認される必要があるということですね。

 

使い方

出来高とは取引量のことです。

取引量とは何かと言うと、

例えばドル円

ドルに価値を感じる投資家が多ければドルは買われます。

ドルの価値が下がると感じる投資家が多ければドルは下がります。

このように、投資家の心理状態がチャート上に現れます

  

これが、

そろそろトレンドが終わるだろうと投資家が思うと

買い控えに入り、または売り控えに入り、

出来高は減少します。

その結果、トレンドの勢いも減少します。

出来高=トレンドの勢い

ということになります。

 

わかりやすく言うと、以下のようになります。

 では、本物のトレンドとはどうやって見分けたら良いのでしょうか。

 

本物のトレンドの見分け方

本物のトレンドを見極めるためには、

出来高と関連性の高いインジケーターを使うことです。

具体的には、

トレンドのシグナルが出るインジケーターを一緒に使うことです。

ロウソク足と一緒にこのようなインジケーターを使うことで

さらに深く相場が読めます。

 

実際のチャートで見てみましょう

こちらのチャートを見てください。

 

上のチャート、丸で囲った部分を見てください。

こちらは、出来高が多いです。出来高が多く、価格が下落しています。

そのため、本物の下落トレンド

となります。

 

では、出来高が多いという目安はどこを見ればいいかというと、

この動きが出来る前、過去の動きから今の出来高がどうか?を確認します。

そして、ボリンジャーバンドの開き具合からも確認出来ます。

 

このように、

先程の、丸で囲った下落トレンドの過去のロウソク足は

明らかに潰れていますよね。

比べると丸の部分は明らかに出来高が大きくなっています。

 

さらに、

出来高が多くなってきた上に、

全ての移動平均線の下にロウソク足が来ています。

 

これによって、

明らかなトレンド発生

を確認できます。

 

 

もう一つ別のチャートを見てみましょう。

 

画面左側のロウソク足は明らかに潰れていて

出来高が少ないです。

そこから、下落トレンドが発生していますが、

ロウソク足がすべての移動平均線の下にきています。

明らかなトレンド発生です。

 

そしてその後、

徐々に出来高がまた少なくなってきています

ということは、

反発する可能性もあるのでは

と考えることが出来ます。

売る投資家が少なくなってきたのかなと

判断することが出来ます。

 

このように、出来高を見ることで、トレンドなのか

そうでないのか、判断することができるということです。

 

まとめ

トレンド状態の判断材料として出来高を重視している

トレンド中は出来高が増えて反発する時には減少する

トレンドは出来高に比例している

 

このように、

出来高というところに注目をして分析をしてみると

トレンドと出来高の関係が分かり、

ここは狙うのに危険だなとか

リスク回避にもつながります。

ぜひ、このような目線でも

チャートを見てみてくださいね。

 

 

それでは、

最後までお読みいただき

ありがとうございました!