こんにちは!
今回は、ダウ理論シリーズの5つ目の基本原則
~トレンドは出来高でも確認されなければならない~
について見ていきたいと思います。
ダウ理論とは
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/6fb8f7bbb33c6f5b9129fc8b308eb2cf-1024x533.png)
いよいよダウ理論の基本原則5まできました!
ダウ理論は、多くのトレーダーが意識している
相場の原則となります。
相場は多数決で動くので
多くのトレーダーが意識していることは
ぜひ覚えていきましょう。
ダウ理論だけで勝つことはできませんが、
ダウ理論を知らずして勝ち続けることもまた、出来ません。
それではダウ理論基本原則5について見ていきましょう。
基本原則5【トレンドは出来高でも確認されなければならない】
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/7a0ad7096d4580f3402595db7bb0f510-1024x476.png)
基本原則5は、
「トレンドは出来高でも確認されなければならない」
です。
出来高のないトレンドはダマしの可能性があり、
本格的なトレンドとは言えません。
また、出来高を伴った上昇(下落)トレンドで、徐々に
出来高が減少している場合は、トレンドの終了を示していることが多く
トレンド転換を捉えるのに役立ちます。
トレンドが本物であるかどうかは、出来高でも確認される必要があるということですね。
使い方
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/edeca50b22f9a93ad50eda3add7e9786-1024x507.png)
出来高とは取引量のことです。
取引量とは何かと言うと、
例えばドル円。
ドルに価値を感じる投資家が多ければドルは買われます。
ドルの価値が下がると感じる投資家が多ければドルは下がります。
このように、投資家の心理状態がチャート上に現れます。
これが、
そろそろトレンドが終わるだろうと投資家が思うと
買い控えに入り、または売り控えに入り、
出来高は減少します。
その結果、トレンドの勢いも減少します。
出来高=トレンドの勢い
ということになります。
わかりやすく言うと、以下のようになります。
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/afe9c5b046c42fdc6a9b1afaf259561c.png)
では、本物のトレンドとはどうやって見分けたら良いのでしょうか。
本物のトレンドの見分け方
本物のトレンドを見極めるためには、
出来高と関連性の高いインジケーターを使うことです。
具体的には、
トレンドのシグナルが出るインジケーターを一緒に使うことです。
ロウソク足と一緒にこのようなインジケーターを使うことで
さらに深く相場が読めます。
実際のチャートで見てみましょう
こちらのチャートを見てください。
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/4a30e2ed597b1744a40ac49c88c5b500-1024x515.png)
上のチャート、丸で囲った部分を見てください。
こちらは、出来高が多いです。出来高が多く、価格が下落しています。
そのため、本物の下落トレンド
となります。
では、出来高が多いという目安はどこを見ればいいかというと、
この動きが出来る前、過去の動きから今の出来高がどうか?を確認します。
そして、ボリンジャーバンドの開き具合からも確認出来ます。
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/e1ab0dc256112d30849bf3862b09e667-1024x540.png)
このように、
先程の、丸で囲った下落トレンドの過去のロウソク足は
明らかに潰れていますよね。
比べると丸の部分は明らかに出来高が大きくなっています。
さらに、
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/d23b0f719e9e616259f0dcfa4a419f25-1024x505.png)
出来高が多くなってきた上に、
全ての移動平均線の下にロウソク足が来ています。
これによって、
明らかなトレンド発生
を確認できます。
もう一つ別のチャートを見てみましょう。
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/a7af7edab1a14893e5f5f01d13cf5b20-1024x575.png)
画面左側のロウソク足は明らかに潰れていて
出来高が少ないです。
そこから、下落トレンドが発生していますが、
ロウソク足がすべての移動平均線の下にきています。
明らかなトレンド発生です。
そしてその後、
![](https://bo-tas.com/wp-content/uploads/2020/10/f1257dc39059d02fdcd56d25c80b8abb-1024x563.png)
徐々に出来高がまた少なくなってきています。
ということは、
反発する可能性もあるのでは?
と考えることが出来ます。
売る投資家が少なくなってきたのかなと
判断することが出来ます。
このように、出来高を見ることで、トレンドなのか
そうでないのか、判断することができるということです。
まとめ
・トレンド状態の判断材料として出来高を重視している
・トレンド中は出来高が増えて反発する時には減少する
・トレンドは出来高に比例している
このように、
出来高というところに注目をして分析をしてみると
トレンドと出来高の関係が分かり、
ここは狙うのに危険だなとか
リスク回避にもつながります。
ぜひ、このような目線でも
チャートを見てみてくださいね。
それでは、
最後までお読みいただき
ありがとうございました!
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