トレンド転換を示すロウソク足の形をまとめます。
前回は特に代表的なトレンド転換を示すロウソク足について
まとめました。➡【プライスアクション】トレンド転換を示唆するロウソク足①
こちらはロウソク足の基本となりますので、見てない方はそちらから
見てくださいね。
ロウソク足の形は、覚えたらFXにもバイナリーオプションにも株にも使えます。
ぜひ覚えてしまいましょう。
はらみ線・抱き線
これらは2本のロウソク足で示すロウソク足の組み合わせから次の動きを考えます。
はらみ線
はらみ線の場合、パターンは4つありますが、
組み合わせが
「陽線・陽線」
または
「陰線・陰線」
の場合、トレンド転換を示唆するとは言えないので注意が必要です。
抱き線(包み線)
陽線で包むことを陽の包み線
陰線で包むことを陰の包み線
と言います。
はらみ線の特徴は、1つ目のロウソク足全体を包み込むほど
大きな値動きがある
ということです。
例えば、
上の図の3番目のように、陰線を大陽線が包んだ場合は
上昇への転換を示唆しますし、
上の図の4番目のように、陽線を大陰線が包んだ場合は、
下落へのトレンド転換を示唆します。
はらみ線や抱き線が連発しているとき
これまで見てきたように、はらみ線や抱き線はトレンド転換を示唆します。
そのため、天井圏や底値で出ることが多いのですが、
一度のはらみ線や抱き線で転換することなく、
その形が連続で横這いになることがよくあります。
このような時は、相場が迷っています。
ロウソク足は
大きく動いた方に追従すると先程言いました。
そのため、価格が均衡した場合、
安値、高値どちらか超えてきた方向に動き出すことが多いです。
他のプライスアクションにも言えることですが、
すべてのインジケーターの成り立ちはロウソク足の動きからですが、
ロウソク足の動きはあくまでも理解した上で、相場全体の環境認識をした上で
使うことです。
明けの明星・宵の明星
酒田五法で勉強した三川の中のひとつの形です。
この明けの明星・宵の明星はバイナリーオプションでも非常に有効に使われる
プライスアクションになりますので
ぜひ覚えてくださいね。
明けの明星
明けの明星・宵の明星は3つのロウソク足を使ったプライスアクションです。
1本目➡大陰線または長い陰線
2本目➡小さな陰線または小さな陽線(窓が開いていると尚良し)
3本目➡大陽線または長い陽線(窓が開いていると尚良し)
これまで下落してきて、大陰線が出たことで下落の勢いがあるかと思いきや、
小陽線がみえたことで下落の勢いに陰りが差します。
ここで、十字線が出たり、または窓が空いてから小陽線が出たりすると
なおその可能性が高くなります。
そこからさらに、3本目で大陽線が出現することで
トレンド転換と判断します。
正確には4本目で判断とされますが、この3本の形でも十分
バイナリーでは戦えます。
ちなみに、1本目と2本目の間、または2本目と3本目の間に
窓が空いているとなお強気の転換を表します。
また、当然ですが、サポートライン、然るべきラインで
明けの明星が出たらそれはより根拠として強くなります。
宵の明星
宵の明星は明けの明星の反対のパターンとなります。
1本目➡大陽線または長い陽線
2本目➡小さな陽線または小さな陰線(窓が開いていると尚良し)
3本目➡大陰線または長い陰線(窓が開いていると尚良し)
宵の明星は明けの明星の真逆となります。
なので、こちらも強いトレンド転換を示唆する形となります。
大事なポイントは、
・長い陽線
・小さな陰線または陽線または十字
・長い陰線
ということです。
これが高値圏またはレジスタンスラインで出たら
根拠として強い反転を示します。
チャートでみてみましょう
明けの明星をチャートで見てみましょう。
大陰線➡十字線(コマ)➡長い陽線
になっていますね。
宵の明星を見ていきます。
まとめ
知識として今回のプライスアクションを覚えていきましょう。
実際のチャートで探してみると
教科書通りのきれいなロウソク足の動きというものは
なかなか存在しません。
だからこそ、しっかりと知識としてインプットしてから
実際にチャートを見てそれを探すという行動をする必要があります。
それをすることで初めて身になり実際のトレードで活かせるのだと
思いますから、ぜひ行動されてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!