こんにちは!今回は、ストキャスティクスという有名なインジケーターについて
解説して行きたいと思います。
ストキャスティクスは、トレードをされている方なら知らない方はいないだろうというくらい有名なオシレーター系インジケーターですね。
しかし、こちらでまだストキャスティクスについて書いたことがなかったので今回はストキャスティクスを解説して行きたいと思います。
ストキャスティクスとは何か?
逆張りでの使い方は?
それらについて解説していきたいと思いますので、ぜひ参考にされてみてください。
ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスとは、一言で言えば相場の買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系インジケーターになります。
特にトレードで逆張りをする際の非常に有効な目安になり、人気です。
RSIと一緒に入れて使う人が多いです。
ストキャスティクスの計算式
ストキャスティクスの計算式は以下になります。
使うからには仕組みを知っておきましょう。
%D=(最新の終値ー過去n日間の最安値)のm日間の合計÷(過去n日間の最高値ー過去n日間の最安値)×100
※n=通常14.9.5日間
※m=通常3日間
これはどういうことなのか??
どのようにストキャスティクスを使うのかを次に見ていきたいと思います。
ストキャスティクスを逆張りで使う
計算式を見ても意味が分かりづらいですよね。
ストキャスティクスというのは、
つまり、
これはnという期間の(一定期間の)相場の最高値と最安値の中で、現在どの位置にいるか、
現在、最高値・最安値にどれだけ近づいているかを数値で表しているものになります。この一定期間というのは、自分で決めることができます。
0(%)に近いほど売られすぎである
ということなんですね。
なので、RSIと似ているけれども意味は違ってきます。
分からない方はもう一度RSIを復習しましょう。
%K %Dの見方
ストキャスティクスには%K %Dがあります。他にもスロー%Dもありますが、ここでは代表的な%K と%Dについて解説します。
特に、ストキャスティクスの基本となるのは%Kです。
この%Kの反応は早いのですが、その分ダマしという可能性もあります。
そこで必要なのが%Dです。
ストキャスティクスをエントリーで使う方法
ストキャスティクスは買われすぎ・売られすぎを表すオシレーターインジケーターでしたね。
それでは、エントリーする際にどこを見たら良いのかと言うと、
これらの%Kと%Dが重なった時にエントリーするのが一般的です。
先程申し上げた、買われすぎなら80を超えてきたとき、ですね。
80を超えてきて、さらに先に動いた%Kを%Dが上から下に抜く、デッドクロスしてきた時が売りシグナルということです。
売られすぎならその逆で、%Kが20以下になり、続いて%Dが下から上抜いてくるゴールデンクロスが出てきた時が買いシグナルということです。
このように、ストキャスティクスでのチャンスはいくらでも訪れます。
しかしそのたびにエントリーして良いのでしょうか。
ストキャスティクスの注意点
上の画像のように、ストキャスティクスが70を超えて一定の状態を保っている場合があります。
%Kと%Dが80を超えてからクロスしても、この場合は逆張りをかけてはいけません。
本来なら、ロウソク足が上下していて、売り買いが活発な時にエントリーするべきであり、
その場合のストキャスティクスは、上の画面左のように上下にきれいな感覚で動いています。
しかし、今回のように、80を超えたところで上下せずに張り付いている時は売り買いのバランスが崩れています。よって、逆張りエントリーはできません。危険ということです。
このように、ストキャスティクスだけをエントリーの判断基準とするのは危険なんですね。
または、ストキャスティクスを使う時は、この張り付きが起きたときはルックするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ストキャスティクスはRSIよりも反応も早く、非常に使えるインジケーターです。
しかし、一つのインジケーターに頼るのは危険です。
トレードは根拠探しのようなものです。
できるだけ、多くの根拠を見つけて、根拠が重なった時にエントリーする。
ストキャスティクスもその一つの根拠として、張り付いてる時は根拠なしで
ルックし、他の根拠もそろって、いい時だけエントリーするようにしましょう。
もっとストキャスティクスについて深く知りたい方は、チラッと述べたスロー%Dについても勉強してみてくださいね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。