こんにちは!
本日は、ダウ理論シリーズの3つ目の基本原則
~主要なトレンドは3つの段階から形成される~
について見ていきたいと思います。
ダウ理論
前回に引き続き、
ダウ理論は、多くのトレーダーが使っている相場理論に
なります。
多くのトレーダーが使っているということは
それに乗っかった方がいいということです。
今回はその基本原則の3番目を見ていきましょう!
基本原則3【主要なトレンドは3つの段階から形成される】
主要トレンド(先行期)
まず先行期です。
こちらは一般の人が入っていける時期ではまだありません。
ここで売買するのは、大量の資金を使って運用を行う投資家などで、
例えば、上にあるような、
保険会社、銀行、政府系金融機関等、
個人レベルではありません。
扱う金額が違う
大口の投資家のことです。
一般の投資家が戦う相場ではないということです。
二次トレンド(追随期)
次に追随期です。
ここは、
先行期で上昇があったという事実を確認して
そのあと、多くのトレーダーが仕掛けていく時期となります。
そのため、
トレンドの真っ最中であることが多いです。
例えば、
上の図の左下が
ヘッドアンドショルダーという形のチャートパターンですが、
このネックラインを抜けたという事実を確認してから
仕掛けていくのが、この追随期ということです。(下図左)
また、
上の右のチャートはレンジブレイクしています。
レンジ
というのは、
ある一定の価格で値動きを繰り返しているポイント
のことで、
その範囲を抜けてきたことをレンジブレイクと言います。
このレンジ期間が長ければ長いほど
抜けていくパワーが強いことが多いです。
そのため、バイナリーオプションで、このレンジブレイクになる
かもしれないポイントを狙っていくのは危ない
ということがお分かりになるかと思います。
小トレンド(利食い期)
最後に利食い期、ですね。
こちらは投資家が利確する時期になります。
そのため、もみあい相場になりやすく
バイナリーではとてもやりずらいことが多くなります。
相場というのは、
上がり続けることもなければ下がり続けることもありません。
こうやって通貨のバランスは保たれています。
それでは、
実際のチャートで使い方を見ていきましょう。
使い方
それでは、
このチャートの中で、先行期・追随期・利食い期は
どこか、考えてみましょう。
皆さま、
お分かりになりましたか??
答えは、、
大金を持っている大口投資家たちは
1のようなところで仕掛けてきます。
そして、
追随期というのは、
意識されていたラインを抜けたという事実を見てから
入っていきます。
そして利食い期は
上のチャートでもあるように、
出来高も小さくなりもみあっていますよね。
読みづらくなります。
このあと、もみ合って下に行けば下落のトレンドが続いたことになり
上に行けば流れが変わってトレンドが転換する可能性もあります。
それでは、次のチャートではどうでしょうか?
先行期・追随期・利食い期を探してみましょう!
答えは、、、
このようになります。
皆さま、わかりましたでしょうか??
そして
この利食い期のレンジ期間を抜けたところで
このレンジを抜けて
追随期がまた始まります。
このようにチャートは上がったり下がったり
レンジになったりトレンドになったり
というのを繰り返しながら動いています。
注意点
今回の3つのトレンドの中でも
特に注意していただきたいのが
先行期です。
先行期はボラティリティが小さくなっている傾向があります。
そして、先ほども申したように
数億円、数千万円という大金を投じている大口の投資家や
ファンダメンタルで戦っている人が
入ってくる時期ですので
私たちが戦う相場ではないんですね。
わたしたちは
追随期に入るのがベストなんです。
今まではこのような視点でチャートを見ていなかったかもしれないですが、
このような視点から自分のエントリーを振り返ってみると
先行期や利食い期にエントリーしていたな
など、発見があるかと思います。
ぜひ、これからのトレードに取り入れてみてくださいね。
まとめ
先行期:底値で停滞していることが多く
機関投資家が底値買いをする時期。
一般トレーダーが戦う相場ではない
追随期:先行期の上昇を見たトレーダーが買いを入れる時期
トレンドの真っただ中
利食い期:投資家が利確する時期
もみあい相場になる
以上、
最後までお読みいただき
ありがとうございました!