今回はすぐに実践できる!雇用統計後の分析方法を詳しく解説していきます!
これから分析していくチャートは2021年12月6日(月)のものです。
12月3日(金)の夜に
11月の米国雇用統計がありました。
結果は・・・
・雇用者数
市場予想:55万人増
結果:21万人増
・失業率
市場予想:4.6%
結果:4.2%
・平均時給
市場予想:前年同月比5%増
結果:前年同月比4.1%増
2021年12月15日
FRBでテーパリング加速についての議論が行われるため、
そちらにも注目していきたいところです。
その議論後の発言次第で、
ドル円が大きく変動する可能性があります。
ドル円の動き
まずはじめに、ドル円の動きを見ていきましょう!
雇用統計が発表され、
ドル円が大きく下落しました。
現在は、下落が落ち着き
落とした分を戻しているような動きとなっています。
ロンドンマーケットが1時間後にオープンする時間帯、
月曜日であるため出来高が少ない状況です。
月曜日相場の特徴については
こちらで詳しく説明していますのでご覧ください。
↓
https://bo-tas.com/fx_monday/
動画で確認した方はコチラ
↓
https://youtu.be/ec51wDUsInU
それでは、私が雇用統計後に
注目するポイントを紹介していきたいと思います!
それは・・・
”どこで止まったのか”です。
私はテクニカルで分析をしているので
・どこが意識されて下げ止まったのか
・どこを起点に大きな動きがあったのか
このようなポイントに注目しながら分析しています。
上記の視点で分析をしてみると・・・
今回は直近で3点の反発がある水平線が意識されましたね!
そして、もう少し過去に
この水平線を起点に急上昇115円まで伸びた事実もあります。
上記のポイントを上位足(日足)で確認してみます!
今後の注目ポイントとしては
”この水平線に対しどう動いてくるか”です。
このチャートを広く見てみると、
直近の安値を割れていないのが確認できます。
=ここを割りたくない投資家が多いという現れなんです!!
高値と安値の切り上げが更新されているということは、
上昇トレンドが継続しているため、方向感は上になります。
更に上位足(週足)も確認してみましょう!
上昇トレンドの範囲内で動いているのがわかりますね!
ということはトレンドが継続しているということです。
次に、1時間足を確認していきます。
これは雇用統計でよくある動き。
雇用統計前は、
トレードを控えている人が多いので
出来高がものすごく少ないのです。
そして雇用統計発表後に、
出来高がいきなり大きくなる。
ここは大金を持っている投資家が仕掛けてくるポイントなので、
私たちは触れずに、
しっかり動きを確認してからトレードをしたほうが無難です!!
続いて、上位足の4時間足を見てみましょう!
今はレンジ局面ですね!
過去には、
このような上昇トレンドラインを引くことができました。
現在はこのトレンドラインを割ってきていますが、
長期足の動きを考えると、
下降トレンドの判断はまだ早いと思っています。
もう少し様子を見たほうが
堅いトレードと言えるでしょう。
ユーロドルの動き
続いてユーロドルを分析していきます!
1時間足です。
赤〇部分が雇用統計の動きになります。
では、どうしてここで反発したのか。
パッと見て予想できますか?
反発をしたポイントには、必ず意味があるんです!
目立つ安値に合わせ、
上昇トレンドラインを引いてみます。
そうすると、
今回雇用統計で反発したポイントがあたりますよね。
この付近をターゲットとして
・下落してくるのではないか
・一度休憩や反発が起きるのではないか
という、このラインを予め引けていれば
ある程度の目安はつきましたね!
そして追加で、
高値にトレンドラインを引いてみました。
現在三角持ち合いということがわかります。
三角持ち合いに対して、
ブレイクの確認をしてからトレードをしたほうが堅いです!
ポンドルの動き
続いてポンドルを分析していきましょう!
4時間足になります。
雇用統計の影響で大きく下落。
その後、下ヒゲを大きく引いて反発していきましたね。
この反発はなぜ起こったのか、分析してみましょう!
下げ止まり、大きく反発したポイントに水平線を引いてみました。
過去には急上昇している途中で、
一度休憩し、一度下げるも大きな下ヒゲをつけたポイントがあたります。
この水平線を割りたくないという投資家が多い
=ここを起点に再度買い注文が多く入ったポイントと判断できます。
このようなラインは
この先も意識されることが多いので注目です!!!
追加でトレンドラインとチャネルラインを引いてみました。
現在、ラインが交わり合うポイントで
動いているのがわかります。
そのため、なかなか素直に割らない
もしくは、もみ合う(レンジ)になっていく可能性が考えられます。
このような場合は、
方向感がはっきりしないので
今すぐのエントリーは控えたほうが良いです!
まとめ
いかがでしたか。
今回はすぐに実践できる!雇用統計後の分析方法について解説してみました。
雇用統計は多くの投資家に注目される経済指標になります。
注目度が非常に高いものだからこそ、
・どこで反発が起きたのか
・どこで確定足が終わったのか
このような点に注目して分析をしてみると
有効性の高いラインが引けるようになり
期待値の高いエントリーに繋がってきます。
出来上がったチャートをもとにヒントを得て、
これからどう動いていくのかを考えながら
分析方法を確立するということが大事です☆
これを決めることで、
・今の相場は自分の戦うべき相場ではない
・今の相場は積極的にトレードをしていける相場である
という判断ができるようになるのです!
これからトレードを始めて行きたい方や、
今上手くいっていない方はスタイルの確立から
決めてみてはいかがでしょうか(^^♪