【プライスアクション】トレンド転換を示唆するロウソク足①

チャートパターン

前回は酒田五法について勉強しました。

【バイナリーオプションで使える!!】覚えておきたい!!酒田五法(1)~三山・三川~

【バイナリーオプションで使える!!】覚えておきたい!!酒田五法⑵~三空・三兵・三法~

今回は、その中でも主にトレンド転換を表す代表的なロウソク足について、

まとめていきたいと思います。

これを頭に記憶しつつ、ぜひ実際のチャートで検証していってください。

 

 

カラカサ

 

 

実体が極めて小さく下ヒゲが長いロウソク足。
下落の勢いが衰えてきていることを示す足

この足が出ると、

下ヒゲが長いということは、一度は大きく下落したけれど

その後大きく反発しているということです。

つまり、下落したけれど、買いのパワーが上回って反発したという

形跡が見られます。

そのため、この形が安値圏で出た場合

トレンド転換を示唆する足となります。

相場の安値圏でカラカサが出たらトレンド転換の予兆

しかし、カラカサが

天井で出た場合はちょっと違っていて、

高値圏で出ると、下落に転じることを暗示するとも

言われています。

  

 

上髭陰線・トンカチ

実体が極めて小さく上髭が長いロウソク足。
 
上昇の勢いが衰えてきていることを示す足

上髭が長いということは

一度は上昇したものの、その後売りのパワーの方が上回って

結果、完全には買いを超えてはいないものの終値をつけたということで

上昇の力が衰えてきていることを示唆します。

上髭陰線もトンカチも、これが

高値圏で出た場合は、上昇から下落へトレンドの転換を暗示する足となります。

トンカチの場合、これが安値圏で出たときは

上昇に転じることを暗示するともいわれるので注意が必要です。

どこで出現するのかによって意味が変わってくる

 

 

寄引同時線

  

始値と終値の価格が同じ

十字線、寄せ線は共に、始値と終値が同じ価格で終わったときに

起こるロウソク足です。

始まりから終わりまでの間に価格が大きく上下することによって

ヒゲの長さが変わってきます。

買いと売りのパワーが拮抗していたことを示す。トレンド転換を示唆することも。

 この十字線は、実体が凄く小さい場合も同じような意味合いになります。

この十字が出るということは、

買いと売りが拮抗しているため、相場がどちらに向かうか迷っている状態

ということになります。

 

そのため、バイナリーでエントリーポイント付近で出たときは

逆張りは注意するべき足です。

十字や寄せ線が続いた後にこの均衡状態を脱すると

脱した方向に大きく動き出す可能性もあるため注意が必要なんですね。

特に寄せ線は、

大きく買われては戻り、売られては戻っているため

その後の相場が乱高下する可能性も示唆します。

 

足長十字線(トンボ)

寄せ線は、上下同じくらいのヒゲの長さを伴った形で、

基本的には高値圏や安値圏で出現したときにはトレンドの転換を示します。

中でも、

上の画像のようにヒゲがとても長い場合をトンボと言い、トレンド転換を暗示していると

されています。

トンボ・・安値圏で出たときは上昇を、高値圏で出たときは下降を示唆するが、
出た位置によって転換しないこともある。

 

トウバ

始値終値安値が同じ価格。

 トウバは、いったんは大きく上昇したものの、その後は売りの方が買いを上回り

大きく反発した形跡を残しています。

結果、始値と同じ価格で終わったことを示します。

高値圏、安値圏で出るとトレンドの転換を示唆。
高値圏で出現すると、上昇の終了を示唆し、その後相場は下落へ転じる可能性がある。

 

 

まとめ

今回、代表的なロウソクの形について

挙げました。

このように、ロウソク足にはパターンがあり、

そして、ロウソク足1本の中に、

相場の心理がたくさん隠されているんですね。

そのことをまず覚えておきましょう。

そして、どのあたりでどのタイミングでこれらの形が出たかによって、

その意味するところは変わってきます。

必ずしも毎回、トレンド転換になるとは限りません。

 

それが分かるためには、

ひたすらチャートを見るしかありません。

そのためには、過去チャートの分析が必要となります。

今回覚えたロウソク足のパターンを頭に入れた上で、

その知識を持って、今度は実際に探すという検証をしてみましょう。

その繰り返しで、身体に刷り込んでいくことで

実際の相場で初めて役に立ちます。

がんばっていきましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!