こんにちは!専業トレーダーといっても、食べていけている人、そうでない人がいますが、今回は、専業トレーダーとして生きていけている人にフォーカスをして、その人はどんなマイルールを持ってFXをしているのか、についてお話していきたいと思います。
これからトレードを始めたい方、FXを始めているけれど利益が出ていない方、彼らのルールを知ることで、少しでも今後のFX生活の参考になれば幸いです。
専業トレーダーとプロトレーダーの違い
専業トレーダーというと、よく「プロ」と勘違いする方がいます。
しかし実際は、専業トレーダーとプロトレーダーには大きな違いがあります。
プロトレーダーとは
プロトレーダーというのは、主に証券会社をはじめ、銀行、投資信託委託会社、資産運用会社などの金融機関に勤務しているトレーダーのことを言います。会社やお客様の資金を動かし、増やしています。
彼らの場合は、一定のお給料があり、トレードで得た利益が入ってくるわけではありません。
その分、年収は安定していますし、実力が上がればボーナスに反映されるという形や、よりお給料の高いところへヘッドハンティングされ転職を繰り返してどんどん稼いでいく人も少なくありません。
ただし、実力社会であり、入社してすぐにトレーダーに配属されるわけではありません。
また、外資系企業のトレーダーの方が年収は高いと言われています。
プロトレーダーの年収
プロトレーダーでも年齢によって年収は様々ですが、国内大手企業では平均約800万円ほどになります。
これが外資系企業となると、年収は倍近くになると言われていて、トレーダーにとって憧れの場と言われています。
中には、30代で年収5000万円稼ぐ場合もあるようですが、外資系企業は特に実力主義のため、ものすごい競争社会です。
強い精神力がないと到底やっていけません。
専業トレーダーとは
一方、専業トレーダーとは、個人のトレーダーでトレードだけで食べている人のことを指します。
専業トレーダーというと、聞こえは良いですが、ものすごく稼いでいる人もそうでない人も、トレード1本の人は全て専業トレーダーと言えます。
専業トレーダーの年収
プロトレーダーと違い、専業トレーダーの場合は個人の実力が全てです。
その分利益は全て自分のものになります。個人で稼ぐ人の中には、億稼ぐ人もいますし、プロトレーダーだった方が専業になるケースも少なくありません。
専業トレーダーと言っても、年数万円しか稼いでいない方も、年数億稼ぐ方も含みます。そのため、平均の年収という数字にあまり意味はないと思いますが、専業FXトレーダーの平均年収は約550万円~1000万円だそうです。
この数字を見て、あなたは何を感じますか?
一般の人がトレーダーになると考えた場合、プロトレーダーにはなかなかなれません。しかし、兼業トレーダーか専業トレーダーにはなれます。
では、専業トレーダーになるとどんなことがあるのか、次に見ていきます。
専業トレーダーのメリット・デメリット
専業トレーダーになるとどんな良い事、悪い事があるのか、メリットとデメリットを挙げていきます。
専業トレーダーのデメリット
・社会的信用度が低い
・ローンが下りない
・アマチュア
・不安定
専業トレーダーというのは、先ほどもお話したように、誰でもなれます。「専業トレーダーです」と言えばあなたは専業トレーダーになれるからです。
そのため、社会的に信用度はありません。ですから、家を借りたいという時にも審査が通りにくかったりローンが下りないことがあります。
さらに、毎月30万円稼ぎますと言ったとしても、相場ありきのため、必ずしもそうなるわけではなく、1年というスパンを通して利益を考える必要があります。長期的目線が必要です。そういった意味では安定ではありません。
専業トレーダーのメリット
・人間関係で悩まなくていい
・サラリーマンでは手に入れることが出来ないくらいの金額を手に入れることが出来る可能性もある
・好きな時に好きな場所でトレード(仕事)できる
専業トレーダーになりたい人の多くは、人間関係だったり好きな時間に働きたいといった理由を持ちます。実際、稼げても稼げていなくても、これら2つは実現可能です。
しかし、専業トレーダーになって大金を稼げるようになったり、生活していけるようになるにはコツが必要です。
どうしたら、専業トレーダーとして生活していけるのかについて、専業トレーダーの方がトレードで気を付けていることについて、次にお話していきたいと思います。
稼ぐ専業トレーダーがしていること
稼いでいる専業トレーダーがしていることは、徹底したマイルールを作っているということです。
そしてもちろん作るだけではなく、それを徹底して実行しているということです。
1つ1つ見ていきましょう。
明確なトレードルールがある
よく、手法手法と言われていますが、FXを始めたての頃は確かに手法は知る必要があります。
しかし、ある程度勉強していくと、その手法が自分には合わないと気づく人、合ってると思う人、それは人それぞれです。
勝っている人というのは、自分にはどんな手法が合っているのかをちゃんと知っています。そして合わないと思うルールや手法は一切使わない。そこを徹底しています。
自分が負けにくいポイントだけを狙って入り、無駄な負けを減らしています。
そういったルールがあり、なんとなくでエントリーすることはありません。
決めたルールを徹底する。これです。
トレードするタイミングも決まっている
いつもするトレード時間を決めている人がほとんどです。
今日は朝から見よう、今日は夜だけ、という感じではなく、毎日同じ時間帯を見ています。自分の得意な時間帯を知っていて、決してなんとなくチャートを見るということがありません。
テクニカル分析
専業トレーダーは、デイトレードかスキャルピングでトレードする方が最も多いです。長期間保有しないため、テクニカルでの分析がメインです。全ての出来事はロウソク足を見ればわかり、この先に起こるかもしれない暴落も、チャートの値動きから予想できるそうです。ダウ理論ですね。
リスクリワードは決めている
利益損失は、トレードする前に決まっています。明確なリスクとリワードに対する考え方と自分のルールが決まっているため、毎回悩むことがありません。どのくらいの損失までなら大丈夫ということを頭に入れた上でエントリーしています。
取る情報
テクニカル分析がメインですが、情報としては、経済指標はもちろん見ています。そして、多くのトレーダーがニュースとして見ている記事は「Reuters(ロイター)」です。
感情に振り回されない
最後ですが、一番大切なことです。感情に振り回されないということです。専業で食べているトレーダーは当たり前ですが、感情に振り回されません。むしろ、そこを鍛えてこそ、結果が出ているのです。
FXで勝つためにあなたがするべきこと
いかがでしたでしょうか?
プロトレーダーにはなかなかなれません。しかし、専業トレーダーには今すぐにでもなれます。とはいえ、稼ぐ専業トレーダーとなると、明確なルールが必要だということが分かりました。
このルールを挙げてきましたが、正確には自分を知って、自分なりのルールを作り、それを必ず実行するということです。
なぜなら、人はそれぞれ性格が違うからです。誰かにとって〇でも、あなたにとっては✖かもしれません。
それをまず知ることが大事です。
そして、それが分かったら、自分に出来るやり方、無理のない生活スタイルに整えていく。誰かに合わせるのではなく、自分に合わせます。トレードするのは他の誰かではなく自分だからです。
ここに気づき、ルールを決めたらあとは修行です。
自分を律し、ひたすらルール通りにやりましょう。
そして、多くのトレーダーは兼業トレーダーから始まっています。
専業トレーダーになった人も、1年分の年収くらいの資金を持ってなる方がほとんどだそうです。余裕がないといきなりトレードだけで食べていくことは難しいからです。精神的な面もあります。
ですから、今兼業トレーダーで、今後専業になりたいと思う方は、
①1年くらいは暮らしていける資金を貯めておく
②今から今回お話した専業トレーダーのルール6つを自分に合わせてアレンジして意識してマネしてみる
これらをしてみていただけたら良いのではないかなと思います。
大事なことは、自分に出来る範囲で自分に合わせたルールを作るということです。
この記事が、専業トレーダーになりたいどなたかのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!