知らないとまずいチャートパターン②

FX

今回も基本的なチャートパターンについて見ていきたいと思います!

一回目はこちら➡知らないとまずいチャートパターン①

決して、チャートパターンを覚えれば勝てるというのではなく、

チャートを開いた際に、相場がこの先どうなっていくのか、

予測を立てる際に知っていると役に立つので、知識として覚えていきましょう。

 

 

ソーサーボトム・ソーサートップ

ソーサーは、英語で「お皿」を意味する。
安値圏や高値圏でこのような形が出たらトレンド転換を意味する。

 ソーサーは、英語でお皿を意味しますが、この形は、コーヒーカップの持ち手の部分が、ここで言うレンジ相場の部分を表しているんです。

確かにそう見えますね。

 

ソーサーボトム

この形は、安値圏で、お皿のような形の横這いを作ります。(なべ底とも言う)

この状態から脱し、レンジ相場を作った後、高値(ネックライン)を超えるとトレンド転換と捉えます。➡買い

 

実際のチャートで見てみると、

このように、底が丸くお皿のようになっています。

ネックラインを割って一気に上昇していますね。

 

ソーサートップ

ソーサートップ

ソーサーボトムの逆で、高値圏でお皿のような丸い形の横這い状態を続け、

次第に高値を切り下げてきて出来高を伴って下落します。

その後、レンジ相場をいったん作るが、

安値(ネックライン)を割るとソーサートップの完で、売りを入れます。

日本語では、ソーサートップのことを団子天井とも呼びます。

 

ソーサーボトムは波がだんだん小さくなり、安値を更新できなくなる
ソーサートップは波がだんだん小さくなり、高値を更新できなくなる

 そして、ネックラインを超えてレンジを作り、さらにそのネックラインを超えたらエントリーです。

 

ラインボトム・ライントップ

ラインボトム・ライントップは、ソーサーボトム・ソーサートップと似ています。

違いは、ソーサーのように左右がまがっておらず、安値、高値が水平線で結べるという点です。

ライントップ

何回も高値更新に挑戦するものの、割れず、下落に転じる

 

ラインボトム

何回も安値更新に挑戦するものの、割れず、上昇に転じる

 

特徴は、

何回も挑戦した安値(または高値)を結ぶと水平ラインになる

 ことで、その後ネックラインを割ると一気にトレンド転換します。

 

具体的にチャートで見てみると、

 

高値圏で、何度も高値更新に挑戦するも、抜けることが出来ず

下落に転じています。

レンジ相場からの脱出ともいえます。

このように、長いレンジ期間を経て相場が動き出したときは、

その動き出した方向へ大きく動くため注意が必要です。

 

 

スパイクボトム・スパイクトップ

これもよく見る形ですが、

トレンドの方向に急激に動いた後、さらに急激にトレンド転換する形です。

V字、逆V字のような形です。

スパイクボトム

スパイクボトムは、

下降トレンドの中、一気に急落。その後V字に急上昇し、急落前の価格を抜けてトレンド転換していく。

 

具体的にチャートで見てみると、

USD/JPYのH1です。

移動平均線を見ても明らかなように、下落トレンドを形成中の中、

レンジを作り、一気に価格が下落しています。

その反動か、急上昇していますね。

そのまま、戻り高値を一気に超えています。

それではこの時、どこでトレンド転換とみなすのか、買いで入るのかというと、

チャートの赤の□で囲った部分が押し目となっています。

このように、しっかりと押し目となっているところを確認してから買いのエントリーをします。

 

この形は重要指標後などにも出やすく、慌てると危険な形なので急騰急落の最中は見送りましょう

あくまでもしっかりと形を形成したことを確認してから入らないと、騙しもあるので

少し難しい形と言えます。

 

スパイクトップ

スパイクトップはスパイクボトムの逆で、

上昇トレンドの中、一気に急騰。その後逆V字に急下降し、急騰前の価格を下抜けてトレンド転換していく。

 

急騰急落の動きをするスパイクボトム・スパイクトップは
動きの最中に飛び込むのは危険。しっかりとリターンムーブ、レジサポ転換を確認してからにすること。

スパイクフォーメーションはこのように、初心者が手を出すとちょっと危険な形ですね。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

知っていると大変便利なフォーメーションシリーズです。

しかし、知っていてもそれが100%ではありません。

だから相場分析というのは難しく、簡単に稼げる世界ではありません。

知識は持たなければなりませんが、知識だけで勝てる世界ではありません。

知識は当然のこととして頭に入れて、

大事なことはそれを実際に検証していくことです。

検証し、身体に刻み込み、その場ですぐに使えるようになることです。

判断できるようになることです。

そのための知識として持っていましょう。

その知識を持ったうえで、きちんと環境認識をした上で、

今回のチャートパターンは使えるのか、毎度判断していきましょう。

 

それでは、

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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