こんにちは!皆さんは、同一労働同一賃金という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
今回は、この同一労働同一賃金という、2021年4月から変わったことについてお話していきたいと思います。
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上記のように、4月から変わったことがたくさんあります。
該当する方は、けっこうお得になるので、ぜひ読んでいただいて理解していただければと思います。
同一労働同一賃金とは
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いままでは、同じ仕事内容なのに、正規雇用の方と、非正規雇用の方とでは、お給料に差がありました。
全く同じことをしていても正規雇用者の方がいただくお給料が高かったんですね。
それはおかしいんじゃないの??
ということになり、
これが、同一労働同一賃金と言われるものです。
これは、お給料に関してだけではありません。
・交通費
・諸手当
・お休み
これらに関しても含め、格差をなくしていこうという取り組みが2021年4月1日から、中小企業にも適応されました。
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では、なぜこのような取り組みが始まったのでしょうか?
導入された背景
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人口の減少
導入された背景の理由の1つが人口の減少です。
上の図を見ると、一番膨らんでいる部分が70~80歳付近です。
この年齢の方たちを若い世代が支えていかなくてはなりません。
さらに、総務省の調べによると、2065年に総人口は9000万人を割れると言われていて高齢化率は38%になると推定されています。
そして、生産年齢人口は15歳~64歳に該当されているんですが、この年齢の人が2030年には6875万人に、2065年には4529万人に減少する見込みとなっています。
このようなことから、性別も年齢も国籍も超えた多様な働き方が求められていると言えます。
格差を回避
同一労働同一賃金導入の2つ目の背景は、格差を回避するためです。
日本では今、非正規雇用者が増えています。
しかし、非正規雇用者の賃金水準は海外と比べてもとても低いんです。
その格差を埋めるためにもこの同一労働同一賃金が導入されたと言われています。
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同一労働同一賃金のメリット
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同一労働同一賃金のメリットは2つあります。
人材不足の解消
同一労働同一賃金になれば、今、仕事を求めている求職者や未就学者はたくさんいます。そういう方の働く意欲も高まり、多くの企業が抱えている人手不足の解消にも繋がります。
たとえば、同一労働同一賃金が導入されている企業とされていない企業、どちらを選びますか??
おそらく多くの方が、待遇の良い、同一労働同一賃金が導入されている方を選びますよね。
そうすると、企業側にとっても人材不足の解消が期待できるようになります。
モチベーションやキャリアアップ
同一労働同一賃金のメリット2つ目は、モチベーションやキャリアアップにつながるということです。
格差が少なくなれば、誰でも活躍できる場が広がります。そして、非正規社員の方でも、仕事へのやりがいが増えてくると思います。
しっかりと働いた分お給料に反映される同一労働同一賃金は、会社にとっても会社の業績アップが期待できるんですね。これがメリットと言えます。
それでは、デメリットは何なのでしょうか?
同一労働同一賃金のデメリット
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人件費が上昇する可能性
デメリットの1つ目は、人件費が上昇する可能性があることです。
非正規雇用者も正規雇用者と同じ賃金になるということは、人件費が×人数分あがってしまうということです。これがデメリットです。
非正規雇用者間で賃金格差が出る可能性
同一労働同一賃金の導入によって、非正規雇用者も、配属が決まります。2つ目のデメリットとは、その配属がどこになるかによって、非正規雇用者間でも賃金が変わってきてしまうということが考えられます。
では、同一労働同一賃金に罰則はあるのか?見て行きましょう。
守っていない企業はあるのでしょうか?
同一労働同一賃金に罰則はある?
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同一労働同一賃金を守っていなくても今現在は罰則はありません。
しかし、不合理な待遇差を設けていると、そこで働いている社員さんから申し出があります。
その場合、会社側は、雇用者に対して納得のいく提示をしなくてはなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
もし、非正規雇用者に該当する方がいらっしゃれば、自分のお給料は納得のいく待遇を受けているのか、ということを確認していただいて、もし疑問や不安があった場合は、会社に納得のいく説明をしてもらうことができます。
ぜひ、この動画を参考にしていただいて、より多くの人により良い働き方をしていただければと思います!
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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