【ダウ理論④】~価格(平均)は相互に確認される必要がある~

テクニカル

こんにちは!

本日は、ダウ理論シリーズの4つ目の基本原則

~価格(平均)は相互に確認される必要がある~

について見ていきたいと思います。

  

 

ダウ理論とは

 

前回に引き続き、

ダウ理論は、多くのトレーダーが使っている相場理論

なります。

多くのトレーダーが使っているということは

それに乗っかった方がいいということです。

今回はその基本原則の4番目を見ていきましょう!

 

 

基本原則4【価格(平均)は相互に確認される必要がある】

 

ダウ理論の4番目、

価格(平均)は相互に確認される必要がある

この、平均、とは何なのでしょうか?

 

ダウ理論を作ったチャールズ・ダウは、19世紀のアメリカのジャーナリストであり、

証券アナリストでした。

元々ダウ理論というのは、株式に使われるものでFX用ではなかったんです。 

 

19世紀、アメリカで工業生産が盛んでした。

工業生産が盛んということは、それを運ぶための鉄道運輸関係もまた盛んになりました

逆に、

工業生産が不調だと、同じ理屈で鉄道運輸業が不調になったのです。

 

このように、ダウさんは、

相関性のあるものを見て、好調であるか不調であるのか判断しました

これが、この

価格(平均)は相互に確認されなければならない

というダウ理論④の定義になります。

 

これを相場にあてはめてみるには、

何を見たら良いのでしょうか?

 

相場での使い方

 

先ほども書きましたが、

元々ダウ理論というのは、株式のための相場理論です。

これを為替に当てはめて考えてみると、

相関性のあるものを見て、いいのか悪いのか、判断するというのはつまり、

相関関係のある通貨を見る

ということが言えます。

 

相関関係のある通貨を確認

 

これはつまり

ある通貨ペアが上昇すれば、関連性の高い通貨ペアも動く

ということで、

たとえば

USD/JPY

EUR/JPY

動いた場合⇨JPYの影響による動き

 

USD/JPY

EUR/USD

大きく動いた⇨USDの影響による動き

と考えます。

つまりその通貨ペア単体が動いているのではなく

関連のある通貨全てが動いていれば

(この場合のJPYとUSD)この円やドルの影響だと

考えることです。

 

インジケーターで確認

  

もう一つはインジケーターで確認することです。

この場合のインジケーターは

移動平均線と一目均衡表を使っていますが、

例えば、

片方はレンジ内というサインが出ていて

もう片方はトレンドのサインが出ていたとします。

 

この場合、同じサインではないですよね?

一方、

どちらもトレンドだというサインが出ていたらどうでしょうか。

そちらの方が根拠は強いですよね。

両方でトレンドというサインが出ていたら、

明らかなトレンドだと言えるからです。

 

このように、インジケーターを組み合わせて相互に確認することです。

 

この相互に確認する

ということがダウ理論④の原則なんですね。

このように、

為替市場での使い方としては

通貨のパワーを見ること

インジケーターで相互のパワーを見ること

 

です。

 

一つの通貨で確認するよりも

関連性のある通貨も見て分析をして判断をした方が

より期待値の高い分析をすることができますよね。

 

インジケーターも一つのインジケーターよりも

そのインジケーターのデメリットを補ってくれるようなインジケーターを

組み合わせることで、さらに深い分析ができるようになります。

 

最初から色々比較をすることは難しいと思うので、

徐々に比較するものを増やしていき、

相互に確認し、より固いポイントで

エントリーをして

収益を増やしていっていただけたらと思います!

 

まとめ

比較をすることで、全体像が見えてくる。

 

以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました!