今から始めるFX~知らないといけない基礎用語③~

FX

こんにちは。
今回は、FXをこれから始めようと思っている方、または始めたばかりの方向けに、前回の最低限知っておきたいFX用語①②に引き続き、
パート3を解説して行きたいと思います。

ぜひ、これを機に覚えてしまいましょう。

今から始めるFX~知らないといけない基礎用語①

今から始めるFX~知らないといけない基礎用語②~

 

今回は、FXの注文の仕方、種類について見ていきたいと思います。

成行注文

今すぐ取引を成立したい時に行う注文のこと

これは、レートを指定せず、今すぐ現在の価格で買いたい、売りたい時の注文方法です。

すぐに注文を出せるため、初心者の方にも最も分かりやすい方法となり、取引成立も早いです。

FX会社によって「プライスオーダー」「マーケット注文」「クイックトレード」「リアルタイムトレード」などと呼ばれることがあります。

 

成行注文のメリット
・今すぐ売り買いしたいときにすぐに注文ができること
成行注文のデメリット
・値動きが激しい相場の時は注文がすべりやすいこと

 

指値注文

希望の売買レートを指定して注文する取引のこと

成行注文の場合、その場ですぐに現在価格で注文を入れることができました。そのため、注文は簡単ですが、チャートをずっと見ていなければならないですよね。

ここまで来たら、「買いたい」「売りたい」という価格がある時にも、成行注文だと、そこまでずっと見ていなければならないです。

しかし、この指値注文だと、あらかじめ、この価格に到達したら入ろうと決めて注文を入れておくことができます。このことを指値注文と言います。

これだと、ずっと張り付いてチャートを見ている必要がなく、予約したら放置しておいてもその価格になったら勝手に注文が入ります。

例えば、今ドル円のレートが100円だとします。

今より安くなったら買いたい場合、99円になったら買う
今より高くなったら売りたい場合、101円になったら売る

そのような注文を出しておくことが出来るのが指値注文となります。

指値の買い注文の場合
今より安い値段で注文を出す

指値の売り注文の場合
今より高い値段で注文を出す

指値注文のメリット
・今より有利なレートで注文したい時に使える注文方法
・相場に張り付いていなくても希望レートで売買できる

指値注文のデメリット
場合によってはなかなか指定したレートに到達せず、取引が成立できないこと

 

 

逆指値注文

FXを始められて一番最初に混乱するのが、この逆指値注文だと思います。

現在の相場のレートより不利なレートで注文すること

これはどういうことかと言うと、

現在の価格より上がったら買う
現在の価格より下がったら売る
という注文方法になります。
指値注文は、FXの基本である、より有利な位置で売買するのに、逆指値注文は一見すると不利な位置からの売買となります。
 
なぜこのような注文をするかというと、損失を限定するためです。
 
たとえば、現在価格が下落中で売り優勢だとします。
今すぐ売りで入ってもいいですが、その下に強いレジサポラインがあったとします。
ここで反発する可能性があると考えました。
同時に、ここを抜けたら大きく下がっていくだろうとも考えました。
このような場合に、その強いレジサポラインを超えたすぐ下に売り注文を入れます。これを逆指値注文と言います。
 
現在のレートより低いところで(不利な位置で)売り注文を出していますよね。これは、損失を避けるためでもあるからです。

このまま売りで入ってしまって、レジサポラインで大きく反発した場合、損切りに引っかかってしまいその後下がっていっても切られてしまう場合もありますよね。
しかし、逆指値注文は、それを見越して、一見不利なポジションに注文を入れることで損失をコントロールすることができます。 
 
 
 

IFD(イフダン)

IFDとは一度に2つの注文を発注できる方法のこと

これは、注文を入れるときに、予め買い(売り)と決済(損切り)の2つの注文を出す注文方法です。

忙しい方やサラリーマンの方など、日中チャートを見ていられないけれども取引をしたい方に向いている方法です。

これは、思っていた方向と逆に動いてしまっても、注文が入らない限りもちろん損切りもありません。

 

OCO注文

OCO注文は2つの注文を同時に出し、どちらかが成立したらもう一方をキャンセルできる注文方法のこと

これは非常に便利ですね。

この先、上に行くのか下がるのか分からないから、「上がったら買い」「下がったら売り」という2つの注文を出しておける方法となります。

これは、成立しなかった方の注文は自動的にキャンセルされます。

つまり、2つの指値注文を同時に出せるということです。

 

 

IFO注文

新規注文から決済まで全自動で行う注文方法

これは、IFDとOCOを組み合わせた注文方法となり、
新規注文(IFD)とその後の利益確定と損切(OCO)を一度に注文できるということになります。

つまり、いくらになったらポジションを持ち、それをいくらで決済し、ここまできたら損切りを入れておくという過程を全て予約しておけるという大変便利な注文です。

OCO注文との違いは、最初の新規注文があるかどうかです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
注文方法はこのようにいくつかあります。

しかし、基本となるのは、成行注文・指値注文・逆指値注文です。

まずはこれらをしっかりとマスターしましょう。
その先に、さまざまな注文方法に対応できるようになれば、まさに時間に縛られずに勝手に取引をしてくれるようになりますね。

 

それでは今回はここまでとなります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。