こんにちは。今回は、今更なんとなく聞けない、「投資」と「トレード」の違いについて
解説していきたいと思います。
すでにトレードをされている方の中にも、「投資をしてます」と答えてしまうことはないでしょうか?
私はありました。
しかし、投資とトレードは全くの別物なのです。
手法も必要なスキルも、そして向き合い方も違うんです。
今回は、この違いについて改めて解説して行きたいと思います。
「投資」とは
投資とは、価値を感じる企業に対してお金を投じること。そしてその保有している株価が上がったら、株主はその利益をいただける。
これはもちろん、すぐに企業が成長し、結果が出るわけではなく、早くても半年。通常3年~5年ほど、長期保有する必要があります。
そして、その企業が良い企業なのか、価値があるのかを見極めるためには、ファンダメンタルズ分析が大事になってきます。
そのため、投資には以下のような人が向いています。
・じっくり長く資金を育てていきたい人
・チャート分析が嫌な人
・ファンダメンタル分析が好きな人
このことからも分かるように、投資は、短期的に、早く利益を得たい人には向いていないと言えます。
それでは、トレードはどうでしょうか。
「トレード」とは
投資が企業そのものの価値に重きを置くものであるのに対し、トレードは、価格が重要です。
価格が故に短期的に判断する必要があり、チャート分析が大事です。
そして、チャートを分析をするためには、ロウソク足分析が必要です。
短いと数秒から、長くても数か月で利益を手にすることができるのがトレードです。
そのため、すぐにお金が欲しい方にはトレードの方が向いています。
そして、トレードの場合は、ファンダメンタルズ分析よりも価格の値動きが大事です。
だから、過去の動きを分析・検証して、未来の動きに備えます。
ここで一つ言えることは、チャートに現れているあのロウソク足の動きというのは、
人間心理の現れということです。
そうなると、画面の向こう側には常にお金儲けしたい人・幸せになりたい人・損をしたくない人・・
このような想いを持った人間で溢れているということですよね。
そう思ってチャートを見ると、相場というのは人間心理の現れの場所、なのです。
いつの時代も人間の心理はそう変わりません。
そのため、過去検証をすることで、こういう時にこうなるという対処がわかり、
未来の部分にもそうなるだろうと予測して行動していきます。
相場には、損をしたくない大勢の人と儲けたい大勢の人の気持ちしかなのです。
つまり、恐怖と欲です。
その人間心理を理解した上で改めてチャートを見てみると、チャートがまたいつもと違った見え方をするかもしれないので、ぜひ意識してみてください。
トレードに向いている人
・テクニカル分析が嫌いじゃない
・チャートを見る時間が作れる
・月々の収入をアップさせたい
このように、トレードは、投資と違い、割と短期的な勝負になってきます。
そのため、チャートを分析する時間が取れることは大事です。
これは何も、チャートを1日中見ていないといけないというわけではありません。
見れる時間帯を決めて、その時間帯は毎日見る。
それが出来る人に向いています。
トレードと投資求められるスキル
それでは、投資とトレード、それぞれに求められるスキルは何でしょうか。
まず投資です。
投資に求められるスキル
投資は、先ほども言ったように、その会社が良くなると見込んで投資するため、
その会社に価値があるということを見抜く目利きが最も必要なスキルとなります。
そのためには、会社の業績や業界の動向をしっかりチェックしていかなければなりません。
トレードに求められるスキル
一方、トレードに求められるスキルというのは、価値ではありません。
価格が今後どういう動きをするか、市場参加者の心理を考え、過去チャートから未来を予測します。
そのため、短期で利益を出すためには、ある程度値動きがある通貨ペアを選ぶ必要があり(FXの場合)、それはリスクでもあります。
しかし、小さな勝ち負けを繰り返しながらも利益がプラスになっていけばいいため、
そう考えると最も大事なことは、勝ったり負けたりに対応できる精神力、マインドとも言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
投資というのは、中長期的に見ていき、すぐに結果を求めるものではなく、
トレードというのは、投資に比べ短期で結果が出やすいものでした。
しかし、求められるスキルは全く違い、投資は主にファンダメンタル的要素が強く、
トレードはテクニカル分析の要素が強いです。
投資やトレードをするにあたり、
結果を出すスピードやスキルに置いて、
自分に無理なく出来る方のスタイルを選ばれると良いかと思います。
この記事が、少しでもこれから投資やトレードをされる方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。