今回はGOLDの事前分析について解説していきます!
個人的にGOLDは相性が良く、
頻繁にトレードしている通貨になります。
だいたいロンドンマーケットがオープンする16:00~17:00に
値が動いてくるので
それに備えて事前分析をしておきます。
日足
それでは長期足の日足から見ていきましょう!
まずはトレンドラインを引いていきたいと思います。
大きなトレンド最中ではありませんが
高値と安値ともに下降していますので、
高値2点に下降トレンドラインを引いていきます。
トレンドラインが引けたら、
トレンドラインと並行にチャネルラインを当てます。
チャネルラインのポイントは安値に当たるように引くこと。
今回は3本引いて見ました。
まだ下降トレンドラインの範囲内で動いてはいますが、
移動平均線が交わり合ってきているポイントなので
日足だけで見ると方向感は判断しづらいなと感じます。
4時間足
続いて4時間足を見ていきます。
直近でレンジが確認でき、
値幅なく迷っている状態です。
移動平均線も集まっていきいます。
この日は2021年8月3日、
・月初であること
・夏季休暇に入ったトレーダーが多い
・あと3日後に雇用統計が控えている
上記の3点がこの値動きの少なさの
要因になっていると感じます。
いずれにしてもどの月の月初もこのような動きが多いです。
※特に日本時間
FXは値幅を取っていくことが重要です。
それが見込めない相場(方向感がわかりにくい時)は
無理してエントリーポイントを探す必要はありません。
過去検証であったり、
雇用統計後に備えて分析する時間にあてていきましょう。
話を戻して…
エリオット波動のカウントをしていきましょう。
直近の高値に注目し、
それをしっかりとブレイクしているポイント、
そしてグランビルの法則も当てはまっています。
リトレースメントをあてて見ると、
現在2波中の可能性があり
この後3波になってくるのではないかなと予想しました。
もう1度日足を確認していくと
下降トレンドの範囲内で動いてはいますが、
移動平均線がロウソク足の下に入り込んできている状態ですし、
三角保ち合いの形にも見れるので
日足のトレンドラインに対してどう動いてくるかを確認してから
エントリーを考えていくのも良さそうです。
4時間足に戻すと…
この後の3波を取っていくのであれば、
日足の下降トレンドラインに161.8が当たります。
そして1波の伸び幅は
3波でも同じ伸び幅であることが多いことから
1波幅を、2波の終点のあててみると…
これもまた日足の下降トレンドラインにあたるんです。
今すぐにエントリーというわけではありませんが、
ロングの根拠が強そうですよね。
1時間足
続いて1時間足を見ていきましょう。
2本のラインを引くことができ、
狙っていくターゲットポイントを予想することができます。
1つ目が下降トレンドライン①
2つ目が下降トレンドライン②
3つ目が日足の下降トレンドラインです。
また、”もし下降してきたら”という視点でも分析する必要があります。
ショートの視点で見ると、
上昇トレンドラインをブレイクし、
高値が切り下げたら下目線というシナリオです。
30分足、15分足、5分足
次に下位足を続けて見ていきましょう!
30分足
15分足
5分足
どの時間足とも共通するように、
移動平均線が集中しています。
方向感がわからない状態です。
今後のシナリオ
このような方向感がわかりずらい場合は、
無理してエントリーポイントを探さなくても大丈夫です。
ここでエントリーしたとしても、
・値動きがないため値幅が取れない。
・利確まで時間がかかり、日をまたいでしまう可能性
(日をまたぐ毎に、スプレッド分がマイナスになっていく)
・方向感が読めないため反対方向に行く可能性があり、損切りリスクが高まる
それより、今現状で意識されているラインを引いて
”このラインに対してどう動いてきたらどちらにエントリーしていくのか”
といった事前分析・事前イメージを立てていきましょう!
私も最初はエントリーをしたい気持ちが強く、
入る場所を探していた時期がありました。
方向感がわからない中でエントリーしたり、
いくつもの通貨を同時にエントリーしたりしていましたが、
『トレードは待つことが仕事』
エントリーをしたい欲求で
自分中心に相場分析をすると負けることがほとんどでした。
その負けを少しでも回避できれば
どれだけお金が減っていなかったかと痛感しました。
エントリーをする場所を一生懸命探してしまうという気持ちはわかります。
今は値動きがない
方向感が読みづらい相場でも
必ずいつか値が動きエントリーチャンスがやってきます。
その時に向けて今分析をし備えていくのです。
エントリーポイントを探すというよりも、
意識されているトレンドライン、チャネルライン、水平ラインを引いておくこと!
値が動いてきたときに
その意識されているラインに対してどう動いてきたのかという思考で
相場と向き合っていきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は事前分析について解説しました。
・値動きがない場合は、今後のシナリオ作りをする
・現時点で意識されているラインを引いておく
上記3点が事前分析のポイントになります。
ぜひ参考にしていただき、
日頃の相場分析に活用してもらえると幸いです。